驚異の手描きライブアクションアニメーション「少年ハリウッド-HOLLY STAGE FOR YOU-完全版」では、およそ3万枚の動画が使われています。
本日は撮影前の、動画ができるまでを、カット袋の中身を見ながらご紹介したいと思います。
1 カット袋
カット袋には、ひとつのカットにおける
★資料
★レイアウト
★原画
★動画
★タイミングシートなど
すべての要素が含まれています。
袋の中身は、レイアウトさん、作画監督さん、原画さん、動画さんと様々な人を経て、撮影さんへと渡ります。
ちなみに今回のプロジェクトでは、G=ハリウッドルール1・2・5 17=17カットめ
となっています。
2 レイアウト
レイアウトは、絵コンテ(ライブアクションの動画のコマ)を元に動画のフレームを決めます。
3 レイアウト作監修正
担当作画監督によるレイアウトの修正です。
4 レイアウト総作監修正
総作画監督によるレイアウトの修正です。
5 原画
原画担当による原画
6 原画作監修正
原画作監修正。黄色い用紙は白い用紙の元絵にかぶせる形で、修正や、動画の動きを表しています。
7 動画
動画担当が原画を元に、手描きで作画します。近年では、原画から動画にする工程をデジタルで行う場合もあるそうですが、少年ハリウッドは手描きで行っていました。
カット袋に入っている原画(抜粋)
カット袋に入っている動画(抜粋)
タイミングシート
どのコマが何フレーム使われるか、詳細が書いてあります。
撮影された動画の一枚一枚は、こちらのタイミングシートをもとに、本編で使われるコマ数が決まっています。
こうして撮影された動画のコマは、タイミング通りに並べられ、色をつけれらて、効果をくわえられて、本編に編集されます。
作画の段階から、実に様々な人の手を経て、メンバーの血肉が作られているのがおわかり頂けたでしょうか?
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